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【代表BLOG】たかが掃除されど掃除

NHKプロフェッショナル仕事の流儀は、僕が楽しみに視聴している番組の一つ。と言いますのも、やはり優秀な人材に対して転職という手段を提案する仕事ですので、あらゆる職業の第一線で活躍されている方々の思考方法、栄光や挫折、そして日々の努力など、メモを取りながら勉強している。基本、プロフェッショナル仕事の流儀ははスポーツ選手や一流企業のエンジニアや営業、医者、料理人などにスポットライトを当てておりますが、極たまにニッチな業界を特集する。今回は「清掃のプロ」である。

舞台は羽田空港。空港の清掃員である新津さんの仕事に取り組む姿勢が素晴らしく心打たれた。特に新卒の社員が見習うべきことが多いのではないだろうか。大学卒業して、最初から面白い仕事に携われる人間はごく一部。新卒に限った話ではなく、やはり新しい環境に飛び込んで、最初から面白い仕事が与えられるかどうか、現実的には難しいだろう。例えば僕は高校でサッカー部に所属しておりましたが、最初は玉拾いだけ。一年で50人ほどの部員がおり、最初から練習を許されたのは確か3人ほど。残りは玉拾い、雑用、厳しい走り込み、である。ボールが触れるのは先輩たちが帰った後。これはあらゆる組織に当てはまることで、突出した能力がなければ最初から最前線で起用されることはない。ゆえに、そこでふるいにかけられ、やる気のない部員は自然に辞めていく。1年で50人の部員が半年後に30人になり、1年で20人ぐらいになる。

このように、あるゆる仕事において、最初は下積みから一生懸命やらなければ面白いとされる領域の仕事に携わることは出来ないし、運にも恵まれない。運と言えばこんな話もある。「調理場という戦争」という本を書いた斎須さんというフレンチのシェフがおりますが、彼は修業時代に掃除を一生懸命行ったことでフランス行きの切符を手にした。自分よりも技量のある先輩を押しのけて、新人の斎須さんがフランスでの修行を許された理由は、他でもなく「仕事に取り組む姿勢」がよかったからである。

世間一般的に「清掃業」が面白い仕事と言えるかどうか。先ず、面白いとは思わないだろう。むしろ敬遠される仕事の一つかもしれない。プロフェッショナル仕事の流儀の出演したおりました清掃のプロ、新津さんは葛藤と常に戦っていた。毎日トイレや床を掃除して、誰にも感謝されない。その環境のなかで「掃除とは何か」を突き詰めて考え、ある一つの解に達した。それは「心をこめて掃除をする」ということ。心をこめて掃除をすれば、利用する人たちに想いは届く、ということに彼女は気づいた。彼女の言葉は聞いて、僕はある一人の男性の存在を思い浮かべた。それは新宿のスポーツジムの清掃のお兄さんである。彼はロッカールームやシャワールームなど、清掃全般を行っている。彼は僕が知る限り、そのジムの常連さんに人気がある。彼はいつもお客さんと言葉を交わしており、多くの場合、お客さんから話しかけられている。床をモップで掃除しているときも、洗面台を掃除しているときも、誰かしら常連さんは「ありがとう」と彼に声をかける。彼もお客さんに「ありがとう」と言われるのが気持ちよく、ますます仕事に精を出す。新津さんのように、彼もまた「心を込めて掃除をする」ということがどういうことか理解している人物の一人であると思われる。そして、自分なりに「清掃」という仕事をいかにして面白くするか、ということを考えている。だからこそ、清掃の効率やスピード、質が上がる。

世の中にはさまざまな仕事がある。医者のように、誰からも尊敬される職業もあれば、清掃のように見向きもされない仕事もある。しかし、私は新津さんやジムのお兄さんが誰よりも輝いて見えるし、幸せそうに思えてならない。要はどんな仕事をしているのか、にばかり捉われていてはいけないのだと思う。そうではなく、どのような姿勢で仕事を取り組むか、正しい姿勢で仕事に取り組めば、創意工夫と努力によっていかなる仕事にも遣り甲斐を見いだせるものと、僕は考えている。

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